Apr 04, 2010

私が通う大学に入るためにはIDカードが必要

私は通信制の大学に通っていますが、テスト、および教室で受けなければいけない授業など、何度も、学校まで足を移動させないといけないことがあります。そんな時に私が通う大学では、IDカードが必要になります。他の大学ではそのように意図的にIDカードを示すことはできない所が多いと思いますがそのようなシステムだからこそ不審者が入らないと思うので安心です。
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 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる一連の事件で、検察当局は21日、一色正春元海上保安官(44)と中国人の●(=擔のつくり)其雄(せん・きゆう)船長(41)をともに起訴猶予処分とし、バランスを取る形で同時決着させた。中国人船長の逮捕直後から政治的な状況に翻弄され、難しい判断を迫られた検察当局。2つの事件を一挙に処分するまでの捜査の過程には曲折があった。

 ■中国人船長

 中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突したのは昨年9月7日。送検を受けた那覇地検は船長の起訴に向けて粛々と捜査を進めていたが、同月24日になって突然、船長を処分保留のまま釈放することになった。

 釈放の判断は検察首脳の一部で決まり、那覇地検には同日になって方針が伝わったという。

 突然の釈放に、捜査現場には動揺が広がった。那覇地検の鈴木亨次席検事は会見で、釈放理由の一つに「今後の日中関係も考慮」と言及。外交的配慮ともとれる発言には、身内からも批判的な意見が集まった。

 その結果、那覇地検と福岡高検、最高検は協議を繰り返し、処分理由を精査する必要に迫られた。ある幹部は「『日中関係』は言及すべきではなかった」とし、「今度こそ国民が納得できる理由にしなければならない」と話した。

 最高検の田内正宏公安部長は21日の記者会見で処分理由について、乗組員の負傷がない点などを挙げた上で、「本件後、海域では中国漁船が激減し、昨年12月以降、中国漁船は確認されていない」と語り、船長釈放の判断自体は正しかったことをアピールした。

 ■映像流出

 衝突事件をめぐる検察の対応への批判が収まらない中、昨年11月に発生したのが映像流出事件だ。

 検察当局は当初、政府が秘密とした映像を公務員が流出させた行為を重くみて、起訴すべきだという意見も根強かった。

 しかし、捜査が進むにつれ、映像の秘密性は薄まった。海上保安大学校の共用フォルダーに一時期保存され、海保関係者ならば容易に入手できる状態だったことが判明。さらに、流出した映像が参院に提出され、与野党各会派に配布されたため、「守るべき秘密か疑問」(捜査幹部)との状況にもなった。

 罰金を求める略式起訴も検討されたが、元保安官が争う姿勢を示したため、見送られることに。一方、映像は国家公務員法上の「秘密」にあたらず、証拠が足りない嫌疑不十分が妥当だという意見もあった。

 最終的に映像は「秘密」と認定した。嫌疑不十分ではなく、起訴猶予とした判断について、検察幹部の一人は「最初に政府が秘密だと認定した」と語り、政府との整合性を図ったことを示唆した。

 ■同日処理

 「それぞれの事件が所要の捜査が遂げられて処分できる時期が近接していたことで同時に処理した」

 田内公安部長は、同時に起訴猶予とし「バランスを取ったのでは」と聞かれると、明確に否定した。

 だが、映像流出事件は警視庁が先月22日に元保安官を書類送検した時点で捜査はほぼ終了。一方、衝突事件は中国人船長が帰国したため、捜査は事実上不可能となり、約4カ月間も「放置」した形となっていた。

 いつ処理するかは検察の裁量の問題で、検察内部では「船長を処分保留で釈放したのに元保安官に厳罰を科せばバランスを欠く」との声があったのは確かだ。

 ある幹部は「流出事件は衝突事件がなければ起きなかった。同一事件とみることができる」と話し、別の幹部は「同じことで何度も会見することは避けたい」と漏らした。

 検察の捜査は終結したが、衝突事件、映像流出事件ともに国民から告発が出されている。このうち千葉県の男性は船長に対する処分を不服として、近く検察審査会に審査を申し立てる方針で、まだ議論は終わりそうにない。

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 「何のために職を賭してまで(漏えいを)行ったのか」。沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡るビデオ映像流出事件で、21日に起訴猶予処分とされた一色正春・元海上保安官(44)は、流出後に領海警備の在り方を巡る議論が思ったように盛り上がらないことに不満を漏らしていたという。起訴猶予のため、公判で一色元保安官の「真意」が議論される機会はもうない。事件は「中途半端」(一色元保安官の弁護士)な状態のまま、幕切れを迎えた。【野口由紀、酒造唯、成田有佳】

 「領域内で日本の取り締まり船に中国船が体当たりした。重要な情報を国民に知らせなくていいのかと思った」。弁護人を務める小川恵司弁護士によると、一色元保安官は映像を流出させた動機を一貫してそう説明している。上司や同僚に迷惑をかけたことや、服務規律に違反したことには謝罪の言葉を口にしているが、映像は「守られるべき秘密ではない」と主張しているという。

 上司に「自分が流出させた」と告白したのは昨年11月10日。その後、事件の報道が流出経緯などに集中し、「何のために俺はこれをやったんだろうか」と不満を口にすることもあった。一方で、映像を投稿した際、「sengoku38」と名乗った理由は、取り調べに対しても最後まで説明しなかった。

 12月22日に停職12カ月の懲戒処分を受け退職した後、職に就かないまま刑事処分が決まるのを待っていた。「不起訴になれば人生の再スタートを早めに切れるが、起訴されれば何で争っているのか明らかになるメリットがある」。元保安官は映像が「秘密」とされたままの事件終結に不満を感じているという。

 一色元保安官は退職後まもなく、家族と住んでいた神戸市中央区の官舎を引き払った。正月には京都市の実家へ帰省したものの、母親は「今どこにいるか分からない。何かあったら、あちらから連絡してくる」と話す。

 事件発覚後、一色元保安官の支援活動をしていた富山商船高専時代の同級生(44)=福井県=によると、活動は昨年末で終了。集めたカンパを代表が本人に渡したという。

 この同級生は「昨年末に本人から電話があり、迷惑かけたなと言っていた。しかし、起訴猶予は当たり前。国が映像を非公開にしたことの方がおかしいと思う」と話す。他の同級生からも「彼は悪いことはしていない」「起訴猶予で良かった」など安堵(あんど)の声が漏れた。

 ◇一色元保安官のコメント

 一色元保安官は21日、弁護士を通じてコメントを発表した。全文は以下の通り。

 今回の処分にあたり、ご迷惑をおかけした関係各位、国民の皆さんに深くおわび申し上げます。

 何度もためらい、悩んだ末に、安定した職を捨てて、あのような形でビデオを公開したのは、事件の真相を知っていただき、尖閣諸島の問題、日本の領海を脅かす外国船の問題など、どうすべきか考えてほしかったことが唯一の理由です。公開の方法が正しかったかどうかについては、自分自身今なお判断のつきかねるところですが、一方でそのまま黙っていたら後悔していたとも思っています。

 起訴猶予という処分については、寛大な処置とは思いますが、なぜ、あのビデオが国民に対し秘密とされ、公開が許されないのかが明らかにならないまま終わってしまうことを残念に思います。

 私自身の処分が終わることによって、本当に大事な問題が置き去りにならないことを心より願っております。

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